L’ÉCOLE SUPÉRIEURE DU SPECTACLE
(  レコール     スュペリアール     デュ    スペクタクル  )
本校がどのような生徒を対象に、どのような目的を持って設立されたか、
また、実際のレッスンの形式についてご説明させて頂きます。  本校の第一の特徴は、各生徒の最終目標(歌手・俳優・女優・ダンサー)に関わらず、
また既にある分野ではプロとして活躍されている生徒であっても、それぞれのジャンル(歌・演劇・ダンス 等)のレッスンを全て受けて頂く、ということです。
 これは、本校が「体を通して教える」ということを基本理念としているからです。 まず、自分の体を知ること。ただ単にセオリー(理論)を通して知ることに留まらず、実際にやってもらうことです。体を鍛えることによって得られる認識は深いものがあります。それには、単なるトレーニングをするだけでは不充分であり、正確なテクニックを要するダンスという分野を通して学んで頂きます。 なぜ、歌手や演劇志望の生徒達にもダンスにおいて正確なテクニックを要求するのかというと、ダンスはハーモニーのある体をつくるのに最適であり、そこから得られるものは非常に多いからです。 確実な土台を作り、その上で様々なスタイルを学ばせることで、「動きとは何か」を生徒達自らがそれぞれに考え、感じてもらいたいのです。
「体を動かす」ということは単純に動かすということではなく、動きそれぞれに合った形、質、速度、エネルギーの違いがあり、それを知ることで体の見方を広げます。
そして、それらの動きが自分の内部に起こすことは何かを感じた時、自己の体にある内部の空間と外部の空間に対する認識が生まれます。この空間における自己・非自己の認識は、アーティストとしての第一歩であると思います。
このことは、どんなジャンルに進もうと土台として大切なことです。 歌の分野も同じく、歌うことは「体で歌う」と教えます。ダンスとはまた違った体の見方になります。
生まれてから自然に行っている「呼吸」に対して、自分の体がどのように息を吸い、吐いて、声(音)を発するのかを認識することは、ダンスにも演劇にも必要な土台となります 演劇の分野も、セリフを言う前に、また日常の仕草をする前に、まず自分の体があるということです。体で感じ、体で演じることを教えます。
演劇は、特に作家の書いた言葉を通じて表現するものであり、また、動きは日常の仕草である為、つい体の存在を忘れ、頭で演じがちなものです。
本校は、それぞれのジャンルにおける特別のテクニック、見方を通して、生徒達自身の見方、テクニックを広げること、また、ますます自分という個が見えてくることを願っております。
自分に対して距離が持てるようになることは、ますます自由になることを意味しており、テクニックにはまらずにテクニックを充分にこなしつつ、個性を伸ばせることにつながります。特に、現代において、体と頭の分離がますます目立っているように感じます。肉体を持っている自分として、頭でっかちのアーティストではなく、生身の生きたアーティストを育てていきたいと考えております。
本校の要求するものは、質・量ともに非常に厳しいですし、生徒さん達はかなりの勇気
と努力が必要だと思います。
しかし、我々はこの方法が目標への最短距離であることを信じております。
<入学条件>
必ず最低3日間の講習クラスを受け、お互いに納得すること。但し、グループCに直接入学する場合は必要ありません。
本校への入学動機を記述した書類および履歴書の提出。
グループA・Bへの入学希望者は、3科目(歌、演劇、ダンス)のうち必ず1科目は入学時にある程度のレベルであること。
<授業科目>
1.テクニッククラス
歌: 発声法、歌唱指導、ソルフェージュ、アトリエ
演劇: アトリエ、朗読、発声法、即興、古典・現代劇
ダンス: バー・オ・ソル、クラシック、モダン、ジャズ、コンテンポラリー
即興、アトリエ
※時には、より特化したクラス(道化師、フラメンコ、アラブの踊り・・・等)を開講します
2.セオリークラス
体の構造、表現運動学
演劇・ダンス・音楽 それぞれの歴史
作者達の紹介、分析
3.創作クラス
<主な講師>
歌:  パジェス・クリスティオン、エマ・ザンガロ、プラロン・ファビエンヌ、
ミュラチエ・ジョン-イヴ
演劇: パジェス・クリスティオン、プラロン・ファビエンヌ、
オーヴリィル・マリーロー、マークロン・ジュリアン、シュリア・シベル、
アドリアン(英語で行う演劇クラス)
ダンス: パジェス・クリスティオン、高木 久生、ランドウ・クリスティーヌ、
ラプテス・チェリー、リムザン・ヨーロンド
セオリークラス:
エマ・ザンガロ、ミュラチエ・ジョン-イヴ、リムザン・ヨーロンド、高木 久生
創作クラス:  主に パジェス・クリスティオン、ダンス部門 高木 久生
※ 時には、ゲストとして外部講師を招きます。
<クラス構成>
グループA: 体の基礎が出来ている。
3科目共、一般的レベルに達している(2,3年生)。
グループB:3科目のうち1科目以上が上級クラスである。
グループC:夜間クラス
※ 各クラス 15名以下
<教育課程>
*1年は3学期で構成されています(1学期は3ヵ月、バカンスは文部省に準じます)。
第一学期:10月1日から12月まで
第二学期:1月から3月まで
第三学期:4月から6月まで
*養成期間は3年です。
1.予備クラス(1年目):学校が提供するそれぞれの科目の発見。基礎固め。
2.2年生:より高いテクニックを習得し、より深く学び、自分自身で考え、
創造力をつける。
3.3年生:卒業試験の準備、進路指導(自分からどの道に進むか決める)。
*クラスは、9時から16時まで(グループAとB)、および16時から19時30分まで(グループC)行われます。
<卒業試験>(養成期間終了時、3年目)
1.実技試験:歌、ダンス、演劇ともに学校より課題が出される。
2.作品発表:生徒自身が20~30分の作品をつくる。
3.論文審査:自身の作品に関する論文(30~50ページ)を提出する。
※ 審査はすべて本校講師以外の者が行います。試験は20点満点で、成績により
「秀,優、・・・、可」と評価あり。
<定期試験>(年2回)
前半期の2月および後半期の6月の年2回実施。
科目は、歌、ダンス、演劇を審査員の前で行います。審査員は、本校講師と外部から招いたプロの方々で構成されます。また、試験ごとに、学んだ事やそれについての自分の考えを記述したレポートを提出すること。
成績書はそのつど発行します。
Ass de Forum du Mouvement を公認する組織およびパートナー機関
パリ市:設備と機能に関して
青少年スポーツ省
文部省
大学機関:”CROUSS” 学生保険に関して
健康省およびCPAM:学生の社会保障に関して
パリ県庁:プロフェッショナル養成所としての認定
・・・他
L’Ecole Supérieure du Spectacle Forum du Mouvement の本部所在地
31 avenue Parmentier 75011 Paris
Tél 01 48 06 68 01; Fax 01 47 00 74 41
E-mail: mailto:ecoleduspectacle@free.fr ecoleduspectacle@free.frmailto:ecoleduspectacle@free.frmailto:ecoleduspectacle@free.fr shapeimage_1_link_0shapeimage_1_link_1